履歴書の学歴・職歴欄には、情報が完結したことを示す「以上」や、現在も継続中であることを示す「現在に至る」といった言葉を使うことが一般的です。それぞれの意味と使い方について、具体的に説明します。
1. 「以上」の使い方
「以上」は、学歴・職歴の記載が完結したことを示すために使用します。履歴書において、学歴・職歴の最後に「以上」を記載することで、その区切りを明確にし、記載が終了したことを示す役割があります。
学歴欄での「以上」の使い方
学歴の最後に「以上」を記載します。これにより、学歴部分が完了したことがはっきりわかります。
例:
1990年4月 〇〇小学校 入学
1996年3月 〇〇小学校 卒業
1996年4月 〇〇中学校 入学
1999年3月 〇〇中学校 卒業
以上
職歴欄での「以上」の使い方
職歴が終了している場合に、「以上」を記載して、完了を示します。
例:
2005年4月 △△株式会社 入社
2010年3月 △△株式会社 退職
以上
2. 「現在に至る」の使い方
「現在に至る」は、現在も継続中である職歴に対して使用します。現在も続いている仕事に関して、履歴書に書く際に適切です。
職歴欄での「現在に至る」の使い方
現在勤務している職場を記載する際に、終わりがないことを示すために「現在に至る」を使用します。
例:
2015年4月 〇〇株式会社 入社
現在に至る
3. 使い分けのポイント
・学歴の最後に「以上」: 学歴の情報がすべて完了したことを示します。
・職歴の最後に「現在に至る」: 現在も働いている仕事に対して、終了していないことを示します。
・職歴が終了している場合の「以上」: 職歴が全て完了した際に使います。退職した職歴のみを記載している場合に適しています。
4. 具体的な例 - 学歴・職歴の書き方
学歴
1998年4月 〇〇高等学校 入学
2001年3月 〇〇高等学校 卒業
以上
職歴
2003年4月 △△株式会社 入社
2008年6月 △△株式会社 退職
2009年7月 ▲▲株式会社 入社
現在に至る
5. 「以上」と「現在に至る」の使い分けの注意点
「以上」は、完了した学歴や職歴のまとめとして記載し、「現在に至る」は現在進行形の職歴に使用します。
職歴に関して、現在も働いている場合に「以上」を書かずに「現在に至る」を使い、その職場での就業が続いていることを伝えます。
まとめ
「以上」は記載した内容が完結したことを示し、「現在に至る」は現在も継続していることを明確に示します。それぞれの言葉を適切に使い分けることで、採用担当者に対してわかりやすく、誠実な履歴書を作成することができます。