A. 履歴書は三つ折りで封筒に入れてもOKですが、可能であれば折らずに送るのが一般的に好ましいとされています。履歴書を折りたたむ場合や封筒の使い方には一定のマナーがありますので、以下に正しい折り方と封筒の使い方を紹介します。
履歴書の折り方と封筒の使い方
履歴書を折らずに封筒に入れるのがベスト
可能であれば、履歴書はA4サイズが入る大きめの封筒（角形2号や角形A4など）に入れて送るのが理想です。折らないことで書類が読みやすく、採用担当者に丁寧な印象を与えられます。この場合、封筒には「履歴書在中」と赤字で記載し、のりで封をして送ります。
どうしても折らなければならない場合
大きな封筒が手に入らない、もしくは企業から特に「折って構いません」と言われている場合は、三つ折りにして普通の封筒に入れることも可能です。
正しい三つ折りの方法
- A4サイズの履歴書を「上から下へ」三等分に折ります。
- まず下側を折り上げて、紙の約3分の1が上に来るようにします。
- 次に上側を折り下げ、三つ折りにします。このとき、上側の部分が一番上に来るようにすることで、履歴書を開けた際に、担当者がすぐ内容にアクセスできるようにします。
封筒の選び方と使い方
封筒のサイズ 履歴書を三つ折りにする場合は、一般的な長形3号の封筒（約12×23.5cm）を使用します。履歴書の他、職務経歴書や送付状（カバーレター）を同封する場合も、きちんと収まるサイズの封筒を選びましょう。
封筒の色 一般的には白の封筒を使用します。茶封筒はビジネスシーンでは好まれない場合があるため、履歴書やビジネス文書には白を選びましょう。
封の仕方 履歴書を封筒に入れたら、のりでしっかり封をします。そして封をした部分に「〆」マークを手書きするか、封かんシールを使用します。これにより、採用担当者に対して丁寧な印象を与えることができます。
宛名の書き方
封筒の表面に応募先の企業名と担当者名を記載します。担当者が特定されている場合は、「〇〇部 〇〇様」などと具体的に記載しましょう。
「履歴書在中」と封筒の左下に赤字で記載し、さらに赤い二重線で囲むことで、重要書類であることを示します。
送付状（カバーレター）を入れる
履歴書を送る際には、送付状（カバーレター）をつけると良いです。送付状には、応募書類を送る目的と書類の内容を記載し、連絡先も明記します。送付状があることで、応募書類全体が整った印象を与えられます。
ポイントまとめ
封筒はできるだけ折らずに入れられるもの（A4サイズ用）を使用するのが好ましい。 三つ折りにする場合は、折り方を正しくし、丁寧に入れる。 封筒の表には「履歴書在中」を赤字で記載し、封はしっかりとのりで閉じる。 履歴書は応募者の第一印象を左右する大切な書類です。細かな点に気を配り、丁寧に送ることで、採用担当者に対して真摯な姿勢を示すことができます。
