まずは基本をチェック!介護職の履歴書の書き方(基本編)
履歴書作成には基本ルールがあります。まずは基本ルールを押さえ、失敗しない履歴書作成を目指しましょう。
履歴書を書く前の準備は?
履歴書を作成する前に、必要な情報を整理しておくことが大切です。学歴や職歴、資格情報などを事前にまとめておき、作成中に確認できるようにしましょう。
履歴書の種類・形式・サイズは?
一般的な履歴書のサイズはA4です。また、市販の履歴書用紙や、企業が指定するフォーマットを使用することが一般的です。指定がない場合は、シンプルで無地の履歴書用紙を選びましょう。
履歴書は手書きじゃなきゃダメ?パソコンでもOK?
基本的には手書きが望ましいですが、企業がパソコンでの入力を許可している場合もあります。求人情報や企業の指示に従い、適切な方法で履歴書を作成しましょう。
これは絶対NG!履歴書作成でやってはいけないことって?
履歴書作成では、誤字・脱字・略字、鉛筆・シャーペン・消えるボールペン・修正液の使用、空欄のまま提出、古い履歴書の使い回しなどが禁止されています。これらのミスを避け、丁寧な履歴書を提出しましょう。
何をどう書く?介護職の履歴書の書き方(項目別編)
各項目において、具体的な書き方やポイントを押さえて、求職者にとって有益な情報を提供します。
日付や氏名などの書き方
①日付:履歴書作成日を右上に記入しましょう。
②氏名:フリガナと漢字でフルネームを記入してください。
③生年月日・年齢:西暦で生年月日を記入し、年齢も併記します。
④住所:現住所を記載し、必要に応じて転居予定があることを追記してください。
⑤連絡先:携帯電話番号やメールアドレスなど、連絡が取れる方法を記載してください。
⑥写真:最近撮影したもので、無表情・正面向きの証明写真を貼り付けます。
学歴・職歴の書き方
学歴の書き方:
・高校以上の最新の学歴から順に記入しましょう。
・卒業年月、学校名、学部・学科名を明記してください。
学歴の書き方のポイント:
・最新の学歴から遡る形で記載し、一貫性を保ちましょう。
職歴の書き方:
・現職・前職から遡る形で記入しましょう。
・勤務期間、会社名、職種・役職、業務内容を記載してください。
職歴の書き方のポイント:
・雇用形態や役職なども明記し、具体的な業務内容を簡潔に記述しましょう。
免許・資格
・介護福祉士やケアマネージャーなど、介護職に関連する資格を記載します。
・取得年月と資格名を明記しましょう。
志望動機の書き方
・自分が介護職に興味を持った理由や、応募する施設・企業の魅力を具体的に述べましょう。
・自身のスキルや経験を活かせる点や、成長したいという意欲もアピールしてください。
本人希望欄の書き方
・勤務時間や勤務地、給与などの希望条件を具体的に記載しましょう。ただし、柔軟な対応ができる旨を伝えることも大切です。
・希望職種や役職、担当業務などを明確にすることで、適切なポジションへのアサインが期待できます。
自己PRの書き方
・これまでの経験やスキルをアピールし、具体的な成果や実績を挙げましょう。
・介護職に役立つコミュニケーション能力やリーダーシップ、チームワークなどの人間力を強調してください。
・他職種からの転職者の場合、異業種で培ったスキルが介護職にどのように活かせるかを具体的に説明しましょう。
例:「以前の営業職で培ったコミュニケーション能力を活かし、利用者様やご家族との円滑な関係構築に努めます。また、過去にチームリーダーとして部下の指導や育成を行ってきた経験から、チームワークを大切にし、同僚と協力して高品質なサービスを提供できると自負しています。」
介護職の履歴書の提出方法
履歴書の提出方法には、郵送、手渡し、メール送付があります。それぞれのマナーや注意点を押さえて、適切な方法で提出しましょう。
郵送する時のマナー
・履歴書を折らず、A4サイズの封筒に入れましょう。
・封筒の表面には、会社名や担当者名、自分の住所と氏名を明記しましょう。
・封筒の裏面には、履歴書、職務経歴書と明記してください。
・速達や書留で送ることで、届いたことを確認できます。
手渡しする時のマナー
・履歴書をビニールのクリアファイルに入れて持参しましょう。
・受付で名刺を渡し、履歴書提出の旨を伝えましょう。
・相手に渡す際は、丁寧に両手で持って手渡しましょう。
メール送付する時のマナー
・PDF形式に変換して添付しましょう。
・件名には、「履歴書」と明記し、本文には自己紹介と提出の趣旨を簡潔に記載しましょう。
・添付ファイル名には、自分の氏名と「履歴書」または「職務経歴書」を明記しましょう。
封筒はどうしたらいいの?
・無地の白色のA4サイズの封筒を使用しましょう。
・郵送時は切手を忘れずに貼り、宛先や自分の住所氏名を明記しましょう。
介護職のパターン別志望動機の書き方
介護職への転職を考える際、志望動機は非常に重要です。パターン別の例文を参考に、自分に合った志望動機を書いてみましょう。
中途・介護業界経験者の志望動機パターン
「前職では特別養護老人ホームで働いており、高齢者の方々に寄り添ったサービスを提供することに喜びを感じていました。貴社のデイサービスでは、地域に根ざしたサービスが提供されていると聞き、更に幅広い介護サービスに携わりたいと考えました。私の経験を活かしながら、貴社で更なるスキルアップを図りたいと思っています。」
新卒・介護業界希望者の志望動機パターン
「祖父母を介護した経験から、高齢者の方々に支えられている現状を実感しました。貴社が提供するケアプランの質の高さや、従業員の教育に力を入れていることに魅力を感じ、介護業界で働くならば貴社が最適だと思いました。新卒である私にも、貴社で学び成長していける環境があると確信しております。」
他業種から転職する際の志望動機パターン
「これまでの経験で、コミュニケーションやチームワークが得意であることに気づきました。介護業界では、利用者様や家族、職員間のコミュニケーションが重要であると感じ、自分のスキルを活かせる場だと考えました。貴社が取り組むホームヘルパー事業は地域貢献に繋がると感じ、自分もその一翼を担いたいと思い応募いたしました。」
まとめ
介護職の履歴書作成では、基本的な書き方や項目ごとのポイントを押さえることが大切です。また、志望動機や自己PRにおいては、具体的な事例や実績を交えて、自分の強みや意欲をアピールしましょう。転職活動がうまくいくように、魅力的な履歴書作成を目指しましょう。